〜風邪と共に去りぬ②〜
こんにちは、夫です。
しばらく間が空いてしまいましたが前回の続き、風邪の時の薬について語っていきたいと思います。
<今回処方された薬>
・カルボシステイン
・クラシエ葛根湯加川きゅう辛夷エキス錠
・ブデホル吸入粉末剤
・L-ケーフレックス顆粒
以上の薬が処方されました。
<なぜこれらの薬が処方されたのか>
カルボシステイン、クラシエ葛根湯加川きゅう辛夷エキス錠はそれぞれ、痰を出しやすくする薬、鼻の炎症をおさえ、鼻水、鼻詰まりを改善させる薬です。なので理由は簡単ですね、私にみられていた痰と鼻の症状を緩和させるためです。
ブデホル吸入粉末剤は気管支を拡げたり気道の炎症をおさえるステロイドの吸入薬です。つまりは喘息の薬。今回風邪によって咳が出ました。素人判断だと、一般的な咳止めの薬で良いような気もしますがそこはプロの医師、聴診と問診によりこの咳は風邪によるもともとの喘息の悪化と判断したということです。
さて、問題はL-ケーフレックス顆粒です。こちらは細菌を殺し感染症を治す薬、抗菌薬(抗生物質)です。なぜ風邪に対して抗菌薬が処方されたのか。結論から話すと、明確な答えは分かりません。
以上。というのもつまらないので、風邪と抗菌薬について考えようではありませんか。
これを考えるにはまず一般的な風邪とはなんなのかを知る必要があります。
風邪:正式には風邪症候群といい、鼻やのどの上気道の急性炎症のことです。ウイルスが粘膜から感染し炎症を起こします。約9割の風邪がウイルス感染によるものと言われています。
大事なポイントはウイルス感染です。
感染症なら抗菌薬をのめば良いんじゃない?と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、なんとウイルス感染に対して抗菌薬は効かないのです。
抗菌薬が効くのは細菌感染の場合であり、ウイルス感染に対しては抗ウイルス薬を使用する必要があるのです。この理由は簡単で、細菌とウイルスは別の生き物だからです。殺虫剤を思い出していただくとイメージしやすいと思います。蚊には蚊、蟻には蟻に特化した殺虫剤があるように、細菌とウイルスにもそれぞれに特化した薬があるというわけです。
ではなぜ風邪の時に抗ウイルス薬が処方されないのか。
それは、風邪の原因となるウイルスは何十種類もあり特定できないからです。仮に特定できたとしても時間がかかったり、そのウイルス専用の抗ウイルス薬がなかったりもします。また、安易に抗菌薬を投与すると耐性菌が生み出されてしまうというデメリットもあるのです。
居酒屋で「とりあえず生中」のように、「とりあえず抗菌薬」というわけにはいかないということですね。
全2回にわたり語ってきた、風邪と薬についていかがだったでしょうか。少しでも、へぇ〜、なるほど〜なんて思っていただけたら嬉しいです。
それでは今回はこの辺で♪

